谷口ジロー
プロフィール (引用:wikipedia)
鳥取商業高校卒業後に京都の繊維会社に就職したが、漫画家を目指して1966年に上京。石川球太のアシスタントとなり漫画の技術を学ぶ。1971年に『嗄れた部屋』(『週刊ヤングコミック』)でデビュー。その後、上村一夫のアシスタントを経て独立。以後、関川夏央ら漫画原作者と組み、青年向け漫画においてハードボイルドや動物もの、冒険、格闘、文芸、SFと多彩な分野の作品を手がける。 絵はジャン・ジロー(メビウス)やフランソワ・シュイッテンなどのバンド・デシネの作家に強い影響を受けており、インタビューでは「日本で一番影響を受けているんじゃないか」と語っている(ティム・リーマン『マンガマスター』美術出版社、2005年)。1991年の『犬を飼う』では中流家庭の日常を題材にして新境地を開き、これ以降は人と動物、人と人とのつながりをテーマにした日常的なドラマも多く手がけるようになった。 『歩くひと』や『遥かな町へ』などの翻訳版刊行を期に2000年代からヨーロッパでの評価が高まり、フランス語圏を中心に数々の芸術系統の賞を受賞。カルティエの2007 - 2008年の広告を複数の画家とともに担当し、本国フランスのブティックではカルティエに関する漫画の入った小冊子が配布されている。 2010年には『遙かな町へ』を原作に、舞台をリヨン近郊としたフランス映画「fr:Quartier Lointain」が制作・公開され、日本では2013年2月に小学館集英社プロダクション・メディアファクトリーからビデオスルーでDVDソフトが発売した。これとは別段で、2012年公開を目標に原作の舞台となった鳥取県倉吉市をロケ地とする邦画オリジナル版の制作も東映・小学館らの製作委員会方式で計画されていたが、資金不足を理由に2012年夏に事実上断念している。 2017年2月11日、死去。満69歳没。
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