童殿上なんかするんじゃなかった! 全4巻
高橋冴未
最終巻発売日:2024年10月28日
出版社:新書館 (ウィングス・コミックス)
あらすじ
時は平安。 大納言家の子息だけれどニート志望の透理は、童殿上をかけた父との弓勝負に敗れ渋々出仕。 初日に宮中で生意気な男の子にぶつかられ、透理は彼を東宮と知らずに追いかける。 その途中、立花という少年に邪魔をされ飛びかかられるが、バランスをくずしてキスしてしまう。忘れたいと思う透理の前に、なんと立花が殿上童として現れる。 実は立花は東宮・萌葱の双子の姉=内親王で、透理の恋人になりたかったから童殿上をはじめたのだ。それを知った透理は二重に驚きながらも、とりあえず蔵人所に務める同僚として立花を受け入れる。だが透理に姉を取られたようで面白くない萌葱は、嘘の用事で透理を誘い出し倉庫に閉じ込める。その後、発見された透理は、高熱を出し倒れてしまう。自分が原因となったこの事件が発端で、立花は童殿上を辞める決意をする。実は立花は今上帝の内親王で東宮の姉という立場から、伊勢の斎王の最有力候補となっていた。もし斎王に決まれば今上帝が退位するまで伊勢に行ったきりになってしまう。だからこそ立花の両親は彼女がやりたいことはやらせてやろうと思い、殿上童になることを許していたのだ。 萌葱から彼女の現状を聞いた透理は立花のもとへと押し掛ける。立花は、自分が透理を好きになってしまったから伊勢の神様が怒って透理にバチをあてたと思い込み、これ以上透理にとばっちりがいかないよう出仕せず引きこもっていたというのだ。 それを聞いた透理は『神様』にお許しをもらうべく『神様に一番近い存在』=帝と勝負をすることに。勝負方法は、庚申の宴の余興で弓を射て、5本すべて的中させることだが……!?
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